Memorandum 20110321

□「ザ・ウォーカー

監督:ヒューズ兄弟

主演:デンゼル・ワシントン

デンゼルワシントンの殺陣を観られるとは思わなかった。暗闇で振るう刃物、切り落とされる首、手、その他。タランティーノ「キル・ビル」鈴木清順「関東無宿」かと、勝手に解釈。どちらかといえばマズルフラッシュと久石譲の音楽に乗って殺されていく北野武「BROTHER」のワンシーンを想起。

最後の最後でテーマと旅の目的とヒッチコックが言うところの”マクガフィン”が露になる瞬間がカタルシスをもたらす。が、キリスト信仰がない国の一観客からみて、なにかに置き換えてみないことには全面的に腑に落ちるわけではないところに若干の難ありか、と。ただし、トラブルに巻き込まれるまでの脚本は破綻なく、緊張感と急ぎすぎない演出は好感触。画面トーンもかなりいじっているにも関わらずいい雰囲気。「シンシティ」までいくとちょっとなあ、って思うからして。


それにしてもいろんなところで引き合いに出されているけれどまさに「北斗の拳」だったよ。