Memorandum 20110320

□「パプリカ

監督:今敏

夢の中、延々と繰り返されるパレードに押井守「イノセンス」のワンシーンを想起。

どこからどこまで夢なのかわからなくなってしまう物語の進行に興奮する。夢なのね、と劇中のキャラクターに言われるまで夢のシークエンスだとは思い至らなかった演出に脱帽。主人公パプリカの声、林原めぐみ。クレジットで観るまで気づきもしなかったこともまた、驚愕の事実であることも個人的に記しておきたい。いや、上手いわ。

観客を煙に巻く設定をパプリカが千葉にすり替わるシーンまで運びながら違和感なくつなげるオープニングタイトル部分のイマジネーション、テロップの使い方にもセンスを感じる。

個人的に決着がついていなかった北野武「3-4x10月」の物悲しいエンディングもやっぱり夢だったのか、と勝手に映画回路がつながった。